こんにちは。
ニュージーランド南島にあるアオラキ/マウント・クック国立公園在住のKIKIです。
アオラキ/マウント・クック国立公園は世界遺産に登録されており、ニュージーランド最高峰のマウント・クックをはじめとした大自然の魅力溢れる場所。ニュージーランドの南島を観光するのであれば、誰もが訪れる人気観光スポットであります。
そんなアオラキ/マウント・クック国立公園で最も人気のウォーキングトラックが「フッカー・バレー・トラック」。アオラキ/マウント・クック国立公園を訪れるほとんどの方が一度は歩くトラックであり、ニュージーランドで最も人気のデイウォークと言っても過言ではありません。
そこで、今回はこのフッカー・バレー・トラックの概要と見どころをご紹介していきます。
フッカー・バレー・トラックの概要
フッカー・バレー・トラックは、国立公園内にあるキャンプサイト「White Horse Hill Campground」からスタートし、片道5㎞の距離を約1時間半かけて歩きます。標高3000m超えの山々や草原、河原に囲まれた渓谷を歩くトラックで、ダイナミックな景観が魅力。高低差が少なく歩きやすいうえに、トラックはきちんと整備されているため、ハイキング初心者という方でも楽しめます。
では、下記にてフッカー・バレー・トラックの見どころを6つご紹介していきます。
フッカー・バレー・トラックの6つの見どころ
ミューラー湖
キャンプサイトから10分程度歩くとミューラー湖の展望台に到着します。展望台からは、マウント・セフトンやマウント・フットストールなどのサザンアルプスをバックに流れる氷河湖のひとつ「ミューラー湖」を一望できます。
サザンアルプス
標高3000m超えのサザンアルプスを目の前に歩くトラックは、ダイナミックな山岳景観が魅力。サザンアルプスは万年雪と氷河に覆われているため、フッカー・バレー・トラックからはアルプスに張り付いた氷河をはっきりと見ることができます。さらに、季節や天候によってはアルプスから雪が崩れ落ちるアバランチを見ることもできますよ。
吊り橋
フッカー・バレー・トラックには合計3つの吊り橋があり、勢いよく流れるフッカー川の真上を歩いていきます。どの吊り橋からの光景も迫力満点で、爽快感がたまりません。各吊り橋には人数制限があるので、混んでいる時間帯に歩く場合は他のハイカーと譲り合いながら橋を渡って下さいね。
フッカー湖
トラックの終着地点で見られる広大なフッカー湖は、フッカー氷河が後退したことにより生まれた氷河湖であり、フッカー・バレー・トラックの大きなハイライトのひとつ。季節や天気により湖は違った色を魅せてくれ、風が少ない日には湖にマウント・クックが鏡のように映る光景を見ることもできますよ。
フッカー氷河
トラックの終着地点では、フッカー氷河の先端をはっきりと見ることができます。フッカー氷河の一部が湖に崩れ落ちることが多々あり、その巨大な氷の塊がフッカー湖に浮いていることもあります。変化し続ける氷河のダイナミックな景観を楽しんで下さい。
マウント・クック
フッカー・バレー・トラックは、ニュージーランド最高峰の標高3754mを誇るマウント・クックを最も近くで見られるトラック。トラックを前へ進めば進むほど近づいてくるマウント・クックは迫力満点で、晴れた日であればその全貌をはっきりと見ることができます。雪を被ったマウント・クックが日の光を受けて白く輝く姿は、とにかく雄大で神秘的。トラックの終着地点からマウント・クックを見上げると、ニュージーランドの大自然を独り占めしたような気分になりますよ。
フッカー・バレー・トラックを歩こう
今回はアオラキ/マウント・クック国立公園で最も人気のウォーキングトラック「フッカー・バレー・トラック」についてご紹介しました。
フッカー・バレー・トラックは、氷河に湖、マウント・クックをはじめとしたサザンアルプスなどニュージーランドの自然の魅力がぎゅっと詰まった特別なトラック。
ニュージーランドを訪れるのであれば、ぜひフッカー・バレーを歩いて、南島の大自然を体感してみて下さいね。
この記事を書いた人
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