台北 MRT の乗り方:クレカのタッチで足りる?悠遊カード・一日券の選び分け【2026年11月時点】

この記事の情報は2026年11月1日時点で、台北捷運公司(臺北大眾捷運股份有限公司)などの公式情報を確認したものです。運賃や対応ブランドは変わることがあります。出発前と駅で、公式サイトと改札・券売機の表示もあわせて確認してください。

台北MRTは2026年7月から全線でクレカ・スマホをタッチして乗れ、短い滞在ならそれで足ります

台北MRTは、2026年7月1日から全線の改札で、対応するクレジットカードやスマホ決済をタッチするだけで、切符もチャージもなしに乗れます。台北捷運公司は、購入やチャージは不要で、スマホかクレジットカードがあればそのまま入出場できると案内しています。

この記事の要点(2026年11月1日確認)

  • タッチで足りる人:対応ブランドのカードか、そのカードを登録したスマホがあり、バスの乗換優惠を使わない短い滞在の人
  • 悠遊カードが向く人:バスの乗換優惠や常客優惠を使いたい人。クレカ・スマホのタッチ乗車は、どちらも対象外です
  • 一日票(150元)が向く人:1日に何度も乗る人。最低運賃20元の区間だけなら8回以上、最高運賃65元の区間だけなら3回以上で上回ります(編集部算出)
  • 通れなくなる条件:スマホ決済は入場と出場で同じ端末・同じアプリ・同じカード。改札内は同一駅15分・別の駅2時間まで

「どれにするか」は、次の順で決めると迷いません。

  1. 手持ちのカードとスマホで乗れるかを確かめる(次の章)
  2. 旅行日数と1日の乗車回数から、券種を選ぶ(その次の章)
  3. 悠遊カードが必要な条件に当てはまるか確かめる

旅行の日数がまだ決まっていない人は、台湾旅行 何泊の記事で日数の目安を先に確認すると、乗車回数を見積もりやすくなります。出発前の準備では、台湾 入国カード TWACの登録も忘れないようにしましょう。

クレカ・スマホで乗れるかは、ブランド・端末・入出場で同じカードかで決まります

タッチ乗車に使えるのは、対応する国際ブランドのクレジットカード(デビットカードも可)と、そのカードを登録したスマホ決済です。まずは手持ちのカードのブランドを確かめます。

対応ブランド:公式の出典で書き方が違います

台北捷運公司の中国語の新聞稿と英語ページで、ブランドの並びが違います。

出典(台北捷運公司)書かれているブランド
中国語の新聞稿(2026年11月1日確認)Visa・Mastercard・JCB・Discover・Diners Club
英語ページ(2026年11月1日確認)Visa・Mastercard・JCB・UnionPay・Diners Club・Discover

Visa・Mastercard・JCB・Discover・Diners Clubは、2つの出典で共通です。違うのはUnionPay(銀聯)で、英語ページにはあり、中国語の新聞稿にはありません。

UnionPayのカードについては、使えるかどうかを断定できません。券売機や改札付近の公式の表示、台北捷運公司の公式画面に従ってください。

スマホ決済:Apple Pay・Google Pay・Samsung Pay

銀行のカードを登録したスマホ決済(Apple Pay・Google Pay・Samsung Pay)でも入場できます。iPhoneのApple Payは、「ウォレット」アプリで「快速モード」を有効にしておくと、端末を近づけるだけで通過できます(iPhoneのみ。Androidの同等機能は、台北捷運公司の案内に記載がありません)。

スマホ決済で通れなくなる条件

台北捷運公司の「行動支付 貼心提醒」には、次の条件が書かれています。

  • 入場も出場も、同じ端末・同じアプリを使います。登録しているカードも同じものにします
  • 改札の通路が混まないよう、改札に入る前にスマホ決済を起動しておきます
  • 乗車金額は、カードごとにその日の分を合算して請求されます
  • スマホの紛失・故障・電池切れで使えないときは、詢問處(案内カウンター)で別の方法で支払います。快速モードを設定していれば、電池切れでも通れるとされています

スマホ決済は、入場と出場で端末・アプリ・カードを替えないこと。これだけ覚えておけば、改札で止まる原因の多くを避けられます。

なお、実体のクレジットカードを入場と出場で別のカードにした場合の扱いは、今回確認した公式情報では原文を取れませんでした。実体カードで乗るときは、駅の表示と公式画面に従ってください。

旅行日数と1日の乗車回数で、どの手段が合うかが決まります

手段は、手持ちのカードとスマホ、旅行日数、1日の乗車回数の順に引くと決まります。下の表は、2026年11月1日時点の公式情報と、編集部算出の回数をもとにした目安です。

選び方早見表

手持ちのもの・条件おすすめ条件・例外
対応ブランドのカードか、登録済みのスマホがある・短い滞在クレカ・スマホのタッチ乗車購入もチャージも不要。バス乗換優惠と常客優惠は対象外
対応ブランドのカードがない、またはUnionPayだけ単程票・トークン、または悠遊カードUnionPayは公式画面で確認。悠遊カードは売価100元(使う前にチャージ)
バスの乗換優惠を使う悠遊カードクレカ・スマホのタッチ乗車は乗換優惠の対象外
1日に何度も乗る(最低運賃20元の区間だけなら8回以上)一日票150元編集部算出。区間が長ければ、もっと少ない回数で上回る
1日に乗る回数が3回以上で、どれも最高運賃65元の区間一日票150元編集部算出
乗車回数が少ない(20元区間だけなら8回未満)単程票かタッチ乗車一日票を買っても、150元を上回らない場合が多い

クレジットカード・スマホのタッチ乗車での1回あたりの運賃は、今回確認した公式情報に載っていないため、この記事では書きません。改札の表示と公式画面で確認してください。

券種の比較(2026年11月1日確認)

手段価格有効条件
単程票(片道切符)20〜65元(区間で決まる)。台北捷運・新北捷運環状線、大人と満6歳の子ども発売当日のみ有効
QR単程票運賃は公式画面で確認台北捷運Go(アプリ)でも購入できる
トークン(青いプラスチックのコイン)2026年7月1日時点で廃止されていない券売機の表示に従う
悠遊カード(普通カード)売価100元。カード内にデポジットや利用可能額は含まれないチャージ上限は10,000元
クレカ・スマホのタッチ乗車購入・チャージ不要入出場とも同一端末・同一アプリ・同一カード(スマホ決済)
一日票150元改札で自動感応して使い始めた当日の営業終了まで・回数無制限・1人1枚
24時間票180元初回に改札を通ってから連続24時間・回数無制限・1人1枚
48時間票280元初回に改札を通ってから連続48時間
72時間票380元初回に改札を通ってから連続72時間
台北MRTの時間制乗車券の価格。一日票は150元、24時間票は180元、48時間票は280元、72時間票は380元で、長い券ほど高い。
台北MRTの一日票・時間制乗車券の価格(2026年11月1日確認)。出典: 台北捷運公司

一日票は、台北捷運と新北捷運環状線が対象です。24・48・72時間票が元を取れる回数は、今回確認した公式情報から算出できる範囲がなく、この記事では書きません。

一日票(150元)が元を取れる回数(編集部算出)

一日票の150元は、1回あたりの運賃(公表値)で割ると、必要な回数が分かります。悠遊カードの常客優惠は計算に入れていません。

乗る区間1回の運賃(単程票)150元を上回る回数
最低運賃の区間だけ20元8回以上(150÷20=7.5、編集部算出)
最高運賃の区間だけ65元3回以上(150÷65=2.3、編集部算出)

自分の1日の予定が「20元区間だけの乗車で8回未満」なら、一日票は必要ありません。「遠い区間を3回以上乗る日」は、一日票が有利になりえます。1日の移動回数を決めるときは、台湾 3泊4日 モデルコースで行き先を並べて、乗車回数を数えてみてください。現地の交通費を含めた総額は、台湾 旅行 費用の記事に任せます。

悠遊カードが向くのは、バスの乗換優惠や常客優惠を使う人です

悠遊カード(EasyCard)は、バスの乗換優惠と、台北捷運の常客優惠が使えます。クレジットカード・スマホのタッチ乗車は、どちらも対象外です。

悠遊カードを買うか迷ったときの決め手

  • バスの乗換優惠を使う予定がある → 悠遊カード
  • そうでなければ、対応ブランドのカードかスマホのタッチ乗車で足りる

台北捷運公司の案内で確認できる悠遊カードの条件は次のとおりです。

  • 普通カードの売価は100元(カード内にデポジットや利用可能額は含まれません。使う前にチャージします)
  • チャージ(残高)の上限は10,000元
  • 悠遊カード・一卡通・icash2.0とQR乗車碼は、常客優惠・乗換優惠を従来どおり使えます

常客優惠の段階

常客優惠は、前月の乗車回数で還元率が決まります(悠遊カード・一卡通・QR乗車碼。全票運賃で累計)。

前月の乗車回数還元率
11〜20回5%
21〜40回10%
41回以上15%

前月の乗車実績が条件なので、初めて台北に行く旅行者は、この優惠を受けにくいと考えられます(編集部の推定)。クレジットカード・スマホは累計の対象外です。台北捷運公司は、支払い側にカード番号のデータの保存が認められていない(原文は「不得保存」)ため、乗車回数や金額を累計できないと説明しています。

悠遊カードの購入場所、チャージの方法、返却の手続きは、今回確認した公式情報に載っていません。悠遊卡公司(悠遊卡股份有限公司)の公式サイトで確認してください。

乗り方は「確認→入場→乗車→乗換→出場」の5手順で、入場の方法だけ手段で変わります

どの手段で乗っても、流れは同じです。入場のところだけ、手段によって違います。

  1. 運賃を確認する:行き先までの運賃は区間で決まります(単程票は20〜65元)
  2. 入場する:クレカ・スマホは改札にタッチ(スマホ決済は改札の前に起動しておく)。単程票・トークン・QR単程票・一日票なども、改札の表示に従って通ります
  3. 乗車する:行き先の方面のホームを確かめて乗ります
  4. 乗り換える:改札の外に出ず、駅の案内表示に従います
  5. 出場する:入場と同じ手段で改札を通ります。スマホ決済は入場と同じ端末・同じアプリ・同じカードでタッチします。実体カードは駅の表示と公式画面に従います

入場の方法の違いは次のとおりです。

  • クレカ・スマホ:改札にタッチするだけ。購入やチャージは要りません
  • 単程票:発売当日のみ有効で、日をまたぐと使えません
  • QR単程票:台北捷運Go(アプリ)でも買えます
  • 一日票など:改札を通って初めて有効になります

券売機の操作画面、トークンの返却、乗換時の改札の扱いなどは、今回確認した公式情報に詳細がありません。駅の案内表示と、台北捷運公司の公式画面に従ってください。

改札の中には15分(同一駅)・2時間(別の駅)までしかいられず、黄色い線の内側は水も禁止です

入場してから出場するまでの時間には上限があり、改札の中での飲食も禁止されています。どちらも違反すると、追加の運賃や罰金になります。

15分・2時間と飲食の罰則(2026年11月1日確認)

  • 改札内にいられるのは、同じ駅で出入りするなら15分、別の駅で出るなら2時間まで。超過すると、単程票の最低運賃20元が課されます
  • 禁止飲食区での飲食は、1,500〜7,500元の罰鍰(大眾捷運法第50条第1項第9款)
  • 改札前の黄色い線の内側は、年齢・理由を問わず、白湯やミネラルウォーターも含めて飲食禁止です

病気や体調不良のとき、乳幼児を連れているときは、係員に相談できます。飲み物は、黄色い線の外で飲み終えてから入場しましょう。

台北MRTの終電は24:00発で、桃園空港MRTは別会社・別料金・別時刻です

台北MRTの営業時間は、早朝6時の始発から、夜12時(24:00)発の終電までです。駅ごとの発車時刻は異なるため、駅別の時刻は台北捷運公司の公式画面で確認してください。

項目台北MRT桃園空港MRT(直達車)
運営台北捷運公司桃園捷運(別会社・別料金)
営業時間06:00発(始発)〜24:00発(終電)。各端点駅からの発車時刻06:00〜23:00
所要時間-台北車站→第1ターミナル35分・第2ターミナル39分
使える儲値票卡悠遊カードほか悠遊卡・一卡通・iCash2.0・桃園市民卡など

桃園空港MRTの時刻と支払い方法は、桃園市政府の観光サイトの情報(2026年11月1日確認)です。事業者の最新の時刻と、クレジットカードのタッチ乗車が使えるかどうかは、桃園捷運の公式画面で確認してください。空港から市内の運賃は、台湾 3泊4日 モデルコースの記事で扱っています。

路線図は、台北捷運公司の公式サイトの最新版を見てください。

よくある質問

Q1. 台北MRTで使えるクレジットカードの国際ブランドは?

台北捷運公司の中国語の新聞稿では、Visa・Mastercard・JCB・Discover・Diners Clubです。英語ページにはこれにUnionPayが加わっていて、出典によって違います。UnionPayは断定せず、公式画面と改札の表示に従ってください(2026年11月1日確認)。

Q2. 悠遊カードは買わなくてもよい?

バスの乗換優惠を使わず、対応ブランドのカードかスマホがあれば、買わなくても乗れます。バスの乗換優惠や常客優惠を使いたい人は、悠遊カード(売価100元)が向いています。

Q3. 改札を出るときにスマホや登録カードを替えて通れる?

スマホ決済は、入場も出場も同じ端末・同じアプリ・同じカードを使う必要があります。替えると通れなくなる原因になります。実体カードの規則は、公式画面と駅の表示に従ってください。

Q4. 改札の内側(黄色い線の内側)で水を飲んでもよい?

だめです。黄色い線の内側は、年齢・理由を問わず、水も含めて飲食禁止です。違反すると1,500〜7,500元の罰鍰になります。病気・体調不良や乳幼児の場合は、係員に相談してください。

Q5. 一日票は元が取れる?

一日票は150元です。最低運賃20元の区間だけなら8回以上、最高運賃65元の区間だけなら3回以上乗ると、150元を上回ります(編集部算出)。区間運賃で変わるので、自分の1日の予定の回数を数えて決めましょう。

出典

  1. 臺北大眾捷運股份有限公司「支付無界 暢行臺北 多元支付全面啟用 7/1臺北捷運全面開放信用卡與手機支付進站」(新聞稿) (取得日: 2026-11-01)
  2. 臺北大眾捷運股份有限公司「臺北捷運全面開放信用卡乘車 啟用首日系統穩定…」(新聞稿) (取得日: 2026-11-01)
  3. 台北捷運「行動支付 貼心提醒」 (取得日: 2026-11-01)
  4. Taipei Rapid Transit Corporation「Metro Tickets & Travel Pass Recommendations」(英語版) (取得日: 2026-11-01)
  5. 臺北大眾捷運股份有限公司「車票種類、旅遊票推薦-單程票」 (取得日: 2026-11-01)
  6. 臺北大眾捷運股份有限公司「車票種類、旅遊票推薦-旅遊票」 (取得日: 2026-11-01)
  7. 臺北大眾捷運股份有限公司「臺北捷運常客優惠方案」 (取得日: 2026-11-01)
  8. 臺北大眾捷運股份有限公司「常見問答-臺北捷運的營運時間為何?是否可延長?」 (取得日: 2026-11-01)
  9. 臺北大眾捷運股份有限公司「常見問答-捷運系統內旅客禁止飲食規定與範圍為何?」 (取得日: 2026-11-01)
  10. 悠遊卡股份有限公司(悠遊卡公司)「悠遊卡 普通卡」 (取得日: 2026-11-01)
  11. 桃園市政府 観光導覧網「機場捷運」(運営: 桃園大眾捷運股份有限公司) (取得日: 2026-11-01)