タイ入国のTDAC(デジタル到着カード)登録ガイド|3日前から・無料・偽サイトの見分け方
結論
- タイに入国する外国籍の人は、全員TDAC(タイ・デジタル到着カード)の登録が必要です(子どもも1人ずつ)。
- 登録できるのはタイ到着日の3日前から。早すぎるとエラーになります。
- 登録は無料。公式サイトは https://tdac.immigration.go.th/ だけです。クレジットカード入力を求められたら別のサイトを疑いましょう。
- 入国審査ではパスポートとQRコード(スマホ表示か印刷)を見せます。
この記事の情報は2026年10月23日時点で公式情報を確認したものです。制度は変わることがあるため、出発前に公式サイトをご確認ください。
- TDAC公式サイト(タイ入国管理局): https://tdac.immigration.go.th/
- 公式ユーザーガイド(日本語): https://tdac.immigration.go.th/manual/jp/index.html
- タイ国政府観光庁 TDAC登録方法とQ&A: https://www.thailandtravel.or.jp/tdac/
- 在タイ日本国大使館の注意喚起: https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20250912.html
TDACとは・誰が必要か
TDAC(Thailand Digital Arrival Card)は、以前の紙の入国カードに代わるオンライン登録です。2025年5月1日に導入されました。飛行機だけでなく、陸路・海路で入国する場合も対象です。
必要な人
- タイ国籍以外で、タイに入国するすべての人。観光で数日だけの滞在でも、目的や日数に関係なく必要です
- 赤ちゃん・子どもも1人1件ずつ必要です
- タイを出て周辺国へ行き、またタイに戻るときは、入国するたびに新しく登録します(1回の入国に1回限り有効)
不要なケース
- タイの空港で乗り継ぐだけで、入国審査を通らない場合は不要です。いったん入国審査を通って空港の外に出るなら必要です
- 航空機の乗務員は不要です
なお、TDACはビザではありません。ビザなしで滞在できる日数は別のルールで、日本国籍の場合は2026年9月15日から最長30日間に変わりました(それまでは60日間)。在タイ日本国大使館、在東京タイ王国大使館、タイ国政府観光庁がそろって案内しています。30日を超える予定の人は、早めに在東京タイ王国大使館のお知らせや在タイ日本国大使館の領事関連情報を確認してください。
いつ登録する?(72時間前の数え方)
公式の案内は「タイ到着の3日前(72時間前)から登録できる」です。タイ国政府観光庁は「到着日を含めて3日前から」と補足していて、それより早いとエラーで登録できません。
ここで迷いやすいのが、日本を夜に出てタイに朝着く便です。数えるときの基準は、日本を出る日ではなく、タイに着く日です。
例:日本を10月29日の深夜に出て、タイに10月30日の早朝に着く場合
| 日付 | できること |
|---|---|
| 10月27日 | まだ早い(エラーになる可能性が高い) |
| 10月28日 | 登録できる(到着日を含めた3日間の1日目) |
| 10月29日(出発日) | 登録できる。空港へ向かう前に済ませると安心 |
| 10月30日(到着日) | 入国審査の前なら登録できる |
フォームの「タイ到着日」にも、出発日の10月29日ではなく10月30日を入れます。
公式の表記は「72時間前」と「到着日を含む3日」が併記されていて、時刻単位で数えるのか日付単位なのかははっきり書かれていません。境目ギリギリを狙うとエラーになることがあるので、到着の前々日〜前日に登録するのがいちばん確実です。もし登録できない場合は、公式サイトの表示に従ってください。
TDACからのリマインダーは届きません。スマホのカレンダーに「TDAC登録」と入れておくと忘れません。
登録に必要なもの
途中保存ができないので、先に手元にそろえておきましょう。入力はすべて英語(ローマ字)です。画面は日本語表示に切り替えられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| パスポート | 氏名・パスポート番号・国籍・生年月日など。カメラでの読み取りや画像アップロードもできますが、読み取り後は必ず見直し |
| 個人情報 | 職業、居住国・都市、電話番号 |
| 旅行情報 | タイ到着日、搭乗した国、渡航目的、交通手段、便名、タイ出発日と便名 |
| 宿泊情報 | 宿泊タイプ(ホテルなど)、県、ホテル名と住所 |
| 健康申告 | 到着前2週間以内に滞在した国 |
| メールアドレス | QRコード付きのTDACが届くアドレス |
情報がそろっていれば、1人あたり3〜5分ほどで終わります。
登録の流れ
- 公式サイト https://tdac.immigration.go.th/ を開く(URLを必ず確認)
- 「人間であることを確認」にチェックし、右上で日本語を選ぶ
- 「入国記録(Arrival Card)」を選ぶ
- パスポート情報と個人情報を入力して「続ける」
- 旅行情報と宿泊情報を入力して「続ける」
- 健康申告を入力。日本だけに滞在していたなら「JAPAN」
- 1人なら「プレビュー」で内容を確認し、間違いがあれば「編集」で直す
- メールアドレスを入力し、利用規約にチェックして「送信」
- 表示されたQRコード付きのTDACをその場でダウンロード。同じものがメールにも届く
確認画面で名前が漢字や日本語に化けて見えることがありますが、ブラウザの自動翻訳によるものです。英語で正しく入力できていれば問題ありません。
登録後のメールには、自動化ゲート(ABCゲート)を使えるかどうかも表示されます。緑色の「AUTOMATED BORDER CONTROL - ELIGIBLE」なら利用可、「IMMIGRATION COUNTER - MANUAL PROCESSING」なら通常の入国審査カウンターへ進みます。
入国審査ではパスポートとQRコードを見せます。スマホの画面で大丈夫ですが、電池切れが心配なら紙に印刷しておくと安心です。
家族・グループの登録
- 1回の登録で最大10人までまとめて送れます。11人以上なら分けて登録します
- まとめて登録しても、1人ずつ全員分の情報を入力します。1グループ=1件ではありません
- 健康申告の画面で「他の旅行者を追加する(Add Other Travelers)」を選ぶと次の人を追加できます
- 便や宿泊先が同じなら「前の旅行者と同じ(Same as Previous Traveler)」で入力を省けます
- 家族や友人が代わりに登録することもできます。ただしQRコードは入国する本人が持っていく必要があります。家族の分もスマホに保存して、離ればなれになっても見せられるようにしておきましょう
こんなときは?
バンコクのあとチェンマイなど、複数の都市に泊まる 宿泊先は、タイに着いて最初に泊まる場所を入力します。2泊目以降の宿は入力しません。
到着が日付をまたぐ(深夜便・乗り継ぎ便) 「タイ到着日」はタイに着く日を入れます。第三国で乗り継ぐ場合、「搭乗した国」は最初に出発した国です(例:日本→シンガポール経由→タイなら「JAPAN」)。
便の遅れ・欠航、ホテルの変更 到着日までなら、トップページの「入国記録カードの更新(Update Arrival Card)」で直せます。TDAC番号・生年月日・国籍で検索して修正します。氏名・国籍・生年月日は更新できません(公式FAQではパスポート番号も変更不可とされています)。直せない項目は新しく登録し直せばOK。複数回登録した場合は、最後に送ったものが有効になります。
旅行自体が中止・延期になった 登録の取り消しはできませんが、そのままで問題ないとタイ国政府観光庁が案内しています。新しい日程が決まったら、その到着日に合わせて登録し直してください。
登録を忘れたまま着いてしまった 入国審査の前なら、到着後でも登録できます。スワンナプーム、ドンムアン、プーケット、チェンマイ、ハジャイの各空港には登録用のキオスク端末と空港Wi-Fiがあります。ただし混雑も考えられるので、日本で済ませておくのが安心です。
偽サイト・有料代行の見分け方
在タイ日本国大使館は、公式サイト以外で登録して料金を請求されたり、クレジットカード情報を入力させられたりするトラブルが起きていると注意を呼びかけています。検索結果の上のほうに出てくるサイトが公式とは限りません。
チェックリスト
- URLが tdac.immigration.go.th になっているか(「.go.th」はタイ政府のドメイン)
- 料金の表示がないか。公式の登録は無料です
- クレジットカード番号を求められていないか。公式の登録では不要です
- 検索広告やSNSのリンクから入っていないか。公式URLを自分で入力するか、この記事や大使館ページのリンクから開く
公式FAQによれば、旅行会社が依頼を受けて代わりに登録すること自体は認められています。ただ、自分でやれば無料で数分の手続きです。代行を使うなら、料金とその会社が信頼できるかを確かめてからにしましょう。もしカード情報を入れてしまったら、すぐにカード会社へ連絡してください。
よくある質問
Q. 登録にお金はかかりますか? A. かかりません。公式サイトでの登録は無料です。
Q. 印刷は必要ですか? A. 必須ではありません。ダウンロードしたQRコードをスマホで見せれば大丈夫です。スマホがない人や電池が心配な人は印刷しておきましょう。
Q. QRコードのメールが届きません。 A. 迷惑メールフォルダも確認してください。それでも見つからなければ、入国審査場の係官に相談するよう公式FAQに書かれています。登録直後に画面からダウンロードしておくのがいちばん確実です。
Q. スマホを持っていません。 A. パソコンから登録したり、家族に代わりに登録してもらったりできます。その場合はQRコードを印刷して持っていきます。
Q. メールアドレスがないとだめですか? A. TDACはメールで届くので、公式FAQではアドレスを作っておくよう勧めています。
Q. わからないことはどこに聞けばいいですか? A. 公式の問い合わせ先は contact@tdac.immigration.go.th です。到着後なら空港や入国審査のスタッフに相談できます。
まとめ
- TDACはタイに入国する外国籍の全員が必要。子どもも1人ずつ
- 登録はタイ到着日の3日前から。深夜便は「タイに着く日」で数え、前々日〜前日に済ませると確実
- 公式は https://tdac.immigration.go.th/ で無料。カード情報を求めるサイトは使わない
- 入国審査ではパスポートとQRコードを見せる
- ビザなしで滞在できるのは2026年9月15日から最長30日。長期滞在の人は大使館の案内を確認
手続きが済んだら、あとは旅を楽しむだけ。現地に着いたら、バンコクのローカル屋台で味わえるタイ料理にもぜひ挑戦してみてください。