台湾3泊4日モデルコース|台北中心・九份追加・台中追加を比較

台湾3泊4日は、台北だけでも十分に楽しめる日数です。迷うのは「どこまで足を延ばすか」でしょう。この記事では次の3パターンを比べ、日ごとのモデルコースを紹介します。

  • A. 台北中心:移動を最小限にして、台北の観光・グルメ・夜市を回る
  • B. 九份を追加:台北を拠点に、山あいの街・九份へ半日〜1日出かける
  • C. 台中を追加:台湾高速鉄道(高鉄)で台中へ移動し、台湾第2の都市も歩く

この記事を読むと、自分の旅に合うパターンを選び、日ごとの行き先と移動手段まで決められます。料金・営業時間は2026年10月22日に公式サイトで確認した内容です。現地で変わることがあるため、出発前に各公式サイトで最新情報を確かめてください。

※ 記事上部の画像はAI生成によるイメージで、実在の場所を撮影したものではありません。

前提:3泊4日で使える時間

日本と台湾の時差は1時間で、台湾が1時間遅れです(ANA 台北基本情報)。飛行時間は出発空港によって異なります。2026年10月25日〜2027年3月27日の冬ダイヤの公式時刻表から計算した目安は次のとおりです。夏ダイヤ(〜10月24日)は往路が30分ほど短くなります。

区間往路(日本→台湾)復路(台湾→日本)
成田→台北(桃園)約4時間20分約3時間10分
関西→台北(桃園)約3時間30分約2時間30分
中部→台北(桃園)約3時間35分約2時間30分

出典:Peach 国際線時刻表(2026年10月25日〜2027年3月27日、2026年10月21日現在)。便によって異なります。

このモデルコースでは、1日目の昼〜午後に着き、4日目の午後の便で帰る想定にしています。この想定だとまるごと使えるのは2日目と3日目で、1日目と4日目は半日ずつです。

桃園空港から台北市内へは桃園空港MRTを使います。直達車で台北駅まで第1ターミナルから35分、第2ターミナルから39分、運賃は片道160元です(桃園市政府 観光導覧網、桃園捷運 運賃表)。羽田発の便が着く松山空港は台北MRT文湖線の「松山機場」駅に直結しています。忠孝復興駅まで7分・20元です(台北捷運)。

3パターンの比較

A. 台北中心B. 九份を追加C. 台中を追加
台北からの移動なし(MRTで市内移動)バスまたは台鉄+バス高鉄で最速約47〜50分
追加でかかる交通費(片道・1人)―バス1062は94元、台鉄は73〜114元+バスまたはタクシー高鉄 指定席700元・自由席675元
ホテル台北に3泊台北に3泊台北2泊+台中1泊(または台北3泊で日帰り)
向いている人初めての台湾、移動で疲れたくない人夜景や街並みの写真を撮りたい人2回目以降の台湾、混雑を避けて街歩きしたい人
注意点月曜休みの施設がある夕方〜夜は混雑。帰りの足を先に決める移動日が増え、台北の滞在が短くなる

交通費の出典:交通部公路局 公路客運票価(1062 忠孝復興→九份老街)、台鉄 票価表(2025年6月23日改定)、台湾高鉄 票価表。台鉄は2025年6月に運賃を改定しています。古いガイドに載っている金額とは異なるので注意してください。

A. 台北中心のモデルコース

移動を減らして、台北の定番をひととおり回るコースです。台湾が初めての人に向いています。

日行き先メモ
1日目到着 → 台北駅周辺にチェックイン → 西門町 → 饒河街夜市西門町はMRT西門駅6番出口すぐ。饒河街夜市はMRT松山駅から徒歩約3分、17時〜24時
2日目国立故宮博物院 → 士林 → 北投温泉 → 士林夜市故宮は火〜日9:00〜17:00。北投はMRT新北投駅から歩ける
3日目龍山寺 → 迪化街・大稲埕 → 中正紀念堂 → 台北101(夕景)台北101展望台は毎日10:00〜21:00
4日目朝ごはん・おみやげ → 空港へ桃園空港MRTで台北駅から約35〜39分

2日目の故宮:開館は火〜日の9:00〜17:00(16:30にチケット販売終了)です。月曜は休館ですが、特別に開館する月曜もあります。外国人の入場料は350元で、18歳未満は無料です。MRT士林駅1番出口から紅30などのバスで約15分です(国立故宮博物院)。

北投温泉:MRT北投駅で新北投支線に乗り換え、新北投駅から歩きます。北投温泉博物館は火〜日の10:00〜18:00で、月曜休館です(台北市政府文化局)。

3日目の中正紀念堂:開放時間は毎日9:00〜18:00です。かつての「館内の衛兵交代」は2024年7月から形が変わりました。現在は、本堂正面の階段下にある民主大道で、儀仗兵の巡回と訓練展示を行っています。時間は9時〜17時の毎正時(約15分)で、雨の日は行いません(国立中正紀念堂管理処)。

台北101展望台:毎日10:00〜21:00、一般チケット(88・89階)は600元です。チケット売り場はオフィス棟1階です。MRT台北101/世貿駅4番出口が最寄りです(台北101)。

龍山寺:MRT龍山寺駅1番出口から徒歩約4分、参拝は無料です。閉門時刻は資料によって21:30と22:00の2通りがあるため、夜遅くに行く場合は21時半までに着くようにしましょう(台北市 観光情報)。

B. 九份を追加するモデルコース

九份は金鉱で栄えた山あいの街で、提灯が灯る夕方の景色で知られています。台北から日帰りできる距離なので、3日目を九份にあてます。

日行き先メモ
1日目到着 → 西門町 → 饒河街夜市Aと同じ
2日目故宮 → 龍山寺 → 迪化街 → 台北101Aの2日目と3日目を1日にまとめる
3日目昼過ぎに台北を出発 → 九份(夕方〜夜)→ 台北へ戻る金瓜石の黄金博物館を先に回ってもよい
4日目朝ごはん・おみやげ → 空港へ

行き方は2通り:

  • バス1062(基隆客運):MRT忠孝復興駅2番出口付近から乗り、九份老街まで94元です(交通部公路局)。台湾好行965(九份金瓜石線)はMRT西門駅・北門駅方面から出ています(新北市観光旅遊網)。
  • 台鉄+バスまたはタクシー:台北駅から瑞芳駅まで、区間車73元・自強号114元です。瑞芳駅前の区民広場からは788・825・827・856・965・1062の各バスが九份方面へ向かいます。瑞芳駅から九份老街まではタクシーの定額220元(2024年時点)もあります(新北市政府交通局)。

どちらも、片道1時間〜1時間半程度を見込んでおくと安心です。これは編集部の目安で、公式の所要時間ではありません。道路状況で変わり、週末は渋滞で延びることがあります。

注意点:新北市の公式観光サイトも書いているとおり、九份老街はいつも人でにぎわっています。路地は細く、階段の多い街です。夕方から夜はとくに混むため、帰りのバスや電車の時刻を先に確認しておくと安心です。

黄金博物館(金瓜石):旧金鉱の跡地を生かした博物館で、九份からバスで行けます。開館は平日9:30〜17:00、土日祝9:30〜18:00、入館料80元です。毎月第1月曜は休館で、祝日にあたる場合は翌日が休みです(新北市立黄金博物館)。

C. 台中を追加するモデルコース

台中は台北から高鉄で約1時間の、台湾第2の都市です。台北に2泊、台中に1泊する組み方を基本にします。

日行き先メモ
1日目到着 → 台北で夜市Aの1日目と同じ
2日目午前に台北を観光 → 高鉄で台中へ → 宮原眼科 → 審計新村 → 逢甲夜市台中に泊まる
3日目台中国家歌劇院 → 彩虹眷村 → 高鉄で台北へ → 台北101月曜は歌劇院・彩虹眷村が休み
4日目朝ごはん・おみやげ → 空港へ

高鉄:台北→台中は最速の便で約47〜50分、停車駅の多い便で約1時間5分です。運賃は標準車両の指定席が700元、自由席が675元です。外国人旅行者向けのパス(3日券2,200元など)もあります(台湾高鉄、THSR Pass)。

高鉄台中駅から市内へ:3番出口から台鉄の新烏日駅まで歩き、台鉄で台中駅まで約15分です。台中MRT緑線にも高鉄台中駅があります(台中観光旅遊網)。

台中の立ち寄り先:

  • 宮原眼科:日本統治時代の眼科医院を改装したスイーツ店で、台中駅から歩けます。10:00〜21:00(日出 Dawn Cake)
  • 審計新村:旧宿舎群を生かした小さな店の集まるエリアです。営業時間は店ごとに異なります(台中観光旅遊網)
  • 逢甲夜市:台中最大級の夜市で、16:00〜翌2:00が目安です(交通部観光署)。MRTは通っていないため、バスかタクシーで向かいます
  • 台中国家歌劇院:伊東豊雄設計の劇場です。火〜日・祝日の11:30〜21:00に開いていて、月曜は休館です(台中国家歌劇院)
  • 彩虹眷村:カラフルな壁画で知られる旧眷村です。2022年に壁画の一部が塗りつぶされましたが、2023年5月に再開放されました。現在は台中市が管理していて、火〜日の9:00〜17:00に開いています。月曜は休みで、入場は無料です(台中市政府)

高美湿地を入れる場合:夕日で知られる高美湿地へは、台中駅から309番バスが出ています。ただし木道は潮位に合わせて毎日立ち入りできる時間が変わり、日没後は入れません。2026年10月12日〜23日は年次メンテナンスで閉鎖されています(台中市政府)。1泊2日の台中滞在に入れるなら、潮位と日の入りを確認してから決めましょう。

曜日で組み替える:月曜は休みに注意

台北・台中の主な施設には月曜休みのところが多くあります。3泊4日のうち月曜をどこに置くかで、回る順番を入れ替えましょう。

施設休み
国立故宮博物院月曜(特別開館日あり)
北投温泉博物館月曜
台中国家歌劇院月曜
彩虹眷村月曜
黄金博物館毎月第1月曜

夜市・龍山寺・台北101・九份老街は、基本的に毎日楽しめます。

どのパターンを選ぶ?

  • 初めての台湾で、移動に時間をかけたくない → A. 台北中心
  • 夕方の街並みを見たい、写真を撮りたい → B. 九份を追加
  • 台北は行ったことがある、別の街も歩きたい → C. 台中を追加

3泊4日で九份と台中を両方入れることもできます。ただし台北で過ごす時間がほとんどなくなり、移動の多い旅になります。両方行きたい場合は、4泊5日にするのがおすすめです。日数の決め方は「台湾旅行は何泊必要?2泊3日と3泊4日を比較」、費用は「台湾旅行はいくらかかる?」で解説しています。

出典(確認日:2026年10月22日)